意識高いブログ

経済学してる大学生のブログ。

経済学の話

経済学の話。
ぼくさー氏に捕捉されたことだし真面目に書こう。

こないだもまたゼミ何やるの?って聞かれた。
経済学って役に立たないでしょ?ってスタンスで聞いてくる人もいる。
なんとか誤解を解きたいものだが、専門的なことを簡単に噛み砕いて説明するのはなかなか難しい。
文章にまとめることすら難しいので、もちろん会話の中で説明するなら尚更。

マクロとミクロ

マクロ経済学ミクロ経済学が代表的な経済学の分野(この2つ以外にもたくさんの分野がある)だけど、これらは一体何なのか。

経済という現象はきわめて複雑で、一つの式にまとめられるようなものではない。
そのために経済学(経済という言葉のイメージからは相違がある)では、視点をしぼることによって経済という現象を説明しようとしている。
視点をしぼれば経済の一部が見えてくる。
マクロもミクロもほんの一部だ。

マクロとは巨視(大きな視点で見ること)である。
一国全体という大きなものを対象として、生産量(GDPなどの指標)、利子率、消費、投資などの分析をしている。
例えば利子率が下がれば企業は資金を手に入れやすくなり、投資が増加する。
マクロ経済学ではそういう様々な関係を分析している。
バブル期の経済を分析するといかにおかしかったかがよくわかる。
(ちなみに自分はこの方面に詳しくないのであんまりよく知らない。)

逆に、ミクロは微視(小さな視点で見ること)だ。
自分の専門になるのはこっちの方。
消費者個人や生産者(企業)に視点を当てて、購買意欲や生産コストなどから価格決定のメカニズムなどの分析をしている。
分析対象はマクロでは国だったのに対して、ミクロでは市場だ。
需要曲線と供給曲線がグラフ上でクロスするアレだ。
アレを複雑にして、課税したときの価格と消費量の変化、独占状態での価格変化とかを分析している。

ミクロ経済学は、資源を効率的に配分するための理論だ。
われわれはお金を通じて限りのある資源を交換することによって満足を得ている、これが経済の基本だ。
価格が購買意欲を上回り、生産コストがその価格を下回ったときに交換が生まれ、同時にその差額だけ満足が生まれる。
効率的な配分とは、その満足を大きくする交換の方法だ。


だいたい1000字だから、今日はここで終わりにしておく。
まだまだ続く予定だ。
経済学に対する誤解が少しでも解けたならすごく嬉しい。